2周年記念フェア、終了致しました
6月半ばから7月30日までの、RACINE2周年記念フェアが先日、無事終了致しました。
御予約くださったお客様、本当にありがとうございました。
↓ フェアでお出ししていたメニューです。
<前菜>道東産・海の幸と夏野菜のタブレ 赤ピーマンのソース
釧路から直送で送っていただいている、トキシラズ(時鮭)・スルメイカ・つぶ貝・ズワイガニ・ウニなどをふんだんに使った1品です。
それらの海の幸と夏野菜、クスクス(ひき割りしたセモリナ小麦。小粒のパスタのようなもの)をさっぱりとしたサラダに仕上げました。
クスクスで作ったサラダは「タブレ」と呼ばれ、フランスではポピュラーなお惣菜です。
そちらにはたいていミントが使われていますが、今回のタブレにはミントの代わりに、エストラゴン(西洋ヨモギ)を使いました。
赤ピーマンのソースも一緒に和えて食べると美味しいと好評でした。
<本日のスープ>
写真を撮った時は、「上賀茂産・かぼちゃの冷製スープ」でした。
6月中は温かいポタージュ、7月からは冷製スープをお出ししました。
<メインディッシュ>茶路めん羊牧場から届いた、仔羊の3種調理
肩肉をタイム風味の煮込みに、もも肉はジューシーなロティ(ロースト)、そしてもう1品はいろいろと替えてお出ししました。
最後の1品は、内臓料理であったり、仔羊ソーセージだったり…
牧場から届くものを、シェフ自身も楽しみながら調理していました。
この写真のときは、「ムサカ」をお出ししました(右上)。
ムサカは、羊の挽肉に揚げた茄子の中身(皮以外の部分)を混ぜ込み、蒸し焼きにした挽肉料理です。まわりが黒いのは、残った茄子の皮を張りつけた容器につめて焼き上げるからです。
お客様からは「茄子の甘みが加わり、たいへん美味しい」と言っていただけました。
仔羊のお苦手な方のために、「国産牛ロース肉のグリエ」を御用意していましたが、ほとんどの方が茶路の仔羊をオーダーしてくださり、嬉しかったです。
デザートは、チョコレート風味のチュイル(薄焼きクッキー)に北海道産クリームチーズのクリームを挟んだ、ミルフィーユ仕立てのものをお出ししていたのですが、写真を撮り忘れてしまいました…。
こちらには、コーヒー風味のキャラメルソースを添えて御提供しました。
(食感は違うけれど、ティラミスのような味の組み合わせになっています。)
今回のフェアで使わせて頂いた「茶路めん羊牧場」の仔羊は、お客さまからも御好評をいただき、私達も大好きなので、今後も何らかの形で使わせていただけたら、と考えています。
今は、ディナーのプリフィックス・コースの前菜に
「茶路めん羊牧場産 仔羊の胃袋と南仏野菜のトマト煮」が入っていますので、内臓料理がお好きな方にぜひ召し上がっていただけたらと思います。
最後になりましたが、今回のフェアを開くにあたって、御協力いただいた
茶路の武藤さん、釧路の今さん、たいへんお世話になり、ありがとうございました。
そして、これからも宜しくお願い致します。