釧路・和商市場 〜北海道旅行 vol.3

 北海道の旅行の話がずいぶん途切れてしまっていました。
 そして、この和商市場のことを書く前に、本日から2周年記念フェアが始まってしまいました。(フェアにはこちらから送っていただいている海の幸をふんだんに使っているのです)





 和商市場はJR釧路駅のすぐ向かい側にある、魚介を中心に扱っている市場です。この市場のおもしろいところは、観光客と地元の主婦、そしてプロの料理人が一緒になって買い物をしていること。
 京都でいうと錦市場のようなものでしょうか。
 いいものが手に入るから、みんながここへ買いに来るといった感じでした。
 私達が魚を見ている間に、後日伺う釧路のフランス料理店・ガストーラの安藤シェフも仕入れに来られていました。


 こちらに伺うことになったのは、
 「せっかく新鮮な海の幸の宝庫・釧路へ行くのだから、魚介の仕入れルートも見つけたい」
 と茶路めん羊牧場の武藤さんに相談すると、この和商市場の中にある石山商店さんを紹介してくださったからです。
 石山商店さんには、以前東京でフレンチのシェフをしていた方が働いているので、食材の相談もしやすいでしょうという計らいでした。
 それは本当にありがたい御紹介で、うちの店のスタイルやメニューの価格帯を聞いてくださった上で、北海道でしか手に入りにくいものも京都へ送ってくださることになりました。
 そのおかげで、フェアの前菜である「道東産・海の幸と夏野菜のタブレ」をはじめ、いろいろな新しいメニューが誕生しました。
 またそちらは少しずつ御紹介していきたいと思います。


 ところでこちらは、京都に帰って早速発注させていただき、届いた品々。
 朝に釧路から送ってもらうと、次の日の朝にはこちらに着くので鮮度がいいです。

 第1回目は、時鮭(ときしらず)、帆立貝、ホッキ貝、タコ、ウニ、ズワイ蟹をいただきました。

 シェフが一番仕入れたいといっていた帆立は、特大サイズ!
 わたしの拳と比べるとこの通りです、立派。

 こちらが「時しらず」。白鮭の仲間です。


 今日までにもう3回発注させて頂いているのですが、毎回初めての素材との出会いがあり、とても勉強になっています。
 本当にいい方を紹介してくださってありがとうございました、武藤さん。
 そして石山商店の今さん、これからも宜しくお願い致します。