北野天満宮の中に点在する小さなお社。
その中のひとつが、「竃社(かまどしゃ)」です。
このお社には、かまど・台所の守護神が祭られているそう。
その神々はもともと、御供所(神様へのお供えを調理する台所)のかまどに祭られていたので、 今でも竃社の床下には、昔から使われてきた火釜が納められています。
そんな竃社が、東門からすぐの所にあるのを知ったのは、半年くらい前のことでした。
ちょうど天満宮の外壁を挟んで、竃社とうちのお店がお向かいのような感じ。
竃社の鳥居の所から、うちの屋根が見えているくらい近いのです。
こんなに近くに、私達の仕事に関係する神様が祭られているなんて!
見守ってもらっている気がするね、いいところにレストランが開けたね、とふたりで話したのを覚えています。
それ以来、時々お参りさせて頂いています。
2つある鳥居の間には、アーチ状になった古い梅の木があって、そこをくぐってお参りするのもなんだか楽しいのです。(背の高い方は要注意!)
この梅の木は、春先にはんなりとした花を咲かせて、竃社を彩ります。